ドメインとDNSって何?業務に使えるウェブ環境の始め方

カテゴリー: コラム
更新日:2025年6月19日

独自ドメインは、ウェブサイトのURLやメールアドレスに使用される、あなただけの専用アドレスです。
たとえば、当サービスの独自ドメイン「honkiweb.com」の場合、
「honkiweb」の部分は セカンドレベルドメイン と呼ばれ、自由に名前を付けることができます。
「.com」の部分は トップレベルドメインといい、「.com」「.net」「.jp」など、あらかじめ用意された選択肢の中から選びます。

サーバーは、ウェブサイトを公開したり、メールの送受信を行ったりするために必要なコンピューター(システム)です。

そして、独自ドメインとサーバーをDNSレコードで正しく紐づけることで、独自ドメインを使ってウェブサイトを公開したり、メールを送受信したりできるようになります。

独自ドメインの取得方法

お名前.comなどのドメイン登録サービスから取得します。

ウェブサーバーやメールサーバーの契約方法

さくらレンタルサーバーなどのレンタルサーバー会社と契約します。

DNSレコードの設定方法

まず「お名前.com Navi」にログインし、設定したいドメインを選びます。
その中の「DNSレコード設定」を開き、「レコード追加」から必要な項目(AレコードやMXレコードなど)を入力して設定します。

以下は、独自ドメイン「honkiweb.com」を使用し、メールサーバーは「さくらレンタルサーバー」、ウェブサイトの運用を当サービス(HONKIWEB)で行う場合のDNS設定例です。

Aレコードの追加:ウェブサーバーとの紐づけ

ホスト名を空欄(または「@」)にしてAレコードを追加すると、https://honkiweb.com でウェブサイトを表示できるようになります。
「VALUE」には、当サービスが指定するIPアドレス(数値)が入ります。
ホスト名に「www」を入力してAレコードを追加すると、https://www.honkiweb.com というサブドメインでもウェブサイトが表示されるようになります。
ホスト名に「*(アスタリスク)」を入力してAレコードを追加すると、https://example.honkiweb.com のように、任意のサブドメイン(未設定のものを含む)でもアクセスが可能になります。

MXレコードの追加:メールサーバーとの紐づけ

contact@honkiweb.com のように、独自ドメインのメールアドレスを使ってメールの送受信ができるようになります。
「VALUE」には、ご契約のサーバー会社が指定するメールサーバーのホスト名を設定します。
また、メールアドレスの作成(追加)は、さくらレンタルサーバーのコントロールパネル上で設定を行います。

TXTレコードの追加:メールのなりすまし(スパムや詐欺)の防止

「VALUE」には、サーバー会社のマニュアルなどで案内されているSPFレコードの内容(たとえば v=spf1 include:●●● ~all のような文字列)を入力してください。
この設定により、独自ドメインのメールが正しく認証され、迷惑メールと判定されにくくなります。

各設定をまとめると以下のようになります。